前半は、刈谷市の「依佐美送信所記念館」見学、
後半は、EMC関係の講演を実施いたしました。
参加者は18名で、皆様からは大好評でした。
依佐美送信所は、「長波(17.4kHz)」を利用した通信設備であり、戦前(1929年)から戦後(1993年)まで使用されました。
送信先は、主に欧州でした。
長波の特性を活かし、潜水艦との通信にも使われたことがあるそうです。
詳しくは、以下の参考リンクを参照下さい。
↓参考リンク
依佐美送信所記念館公式ホームページ
↑大きなアンテナ支柱に圧倒されます。
しかし、一般的には、これが何であるか知らない方も多いかと思われます。
これはアンテナではなく、アンテナを支える支柱です。
かつては250mあり、東洋一の高さを持つ構造物でした。
現在は、維持費がかかるため、
記念構造物として25mの高さでカットされています。残念!
↑記念館の中に入ると、施設の概要を学ぶことのできる資料が
沢山展示してあります。
今では、このようなジオラマから、往時をしのぶしかありません。
アンテナ線の張り方など、とても分かりやすく作られています。
↑同じく、資料館の中には、当時使われていた機器が、
状態良く保管されています。
この写真は、周波数変換装置の一部です。
木製で、そのサイズの大きさに感動いたします。
資料館のボランティア説明員の方々はとても親切で、
大変分かりやすくガイドして下さりました。感謝申し上げます。
また、もう一度、ゆっくり勉強させて頂きたいと思います。
依佐美送信所記念館ボランティア会の会長さんや会員の方々に、詳しい解説をしていただきました。また、産業遺産として、依佐美送信所の保存に尽力をつくされた中部産業遺産研究会の会長さんに講演を行っていただきました。大変興味深かったです。とても感謝しています。送信所に適用された技術の奥深さと迫力ある電機機械類に何度訪問しても飽きません。今後も何度でも訪問したいと思います。(JR2SCG)
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