日時:2020年2月15日(土) 14:00~17:00
場所:名古屋学院大学 たいほうキャンパス 恵館 303号室
1.2月例会・講演会(14:00~17:00)
(1)講演
①GHz帯差動伝送路に関する研究(エレ振/技術委員会の研究紹介)
講演者:竹内 満 技術士(電気電子)
中部エレクトロニクス振興会の技術委員会が行った研究の1テーマで、通信・OA機器のデータ転送に使用されている高速伝送路の差動伝送について、プリント配線板の試作と評価結果について発表していただききました。
差動伝送の特徴とその測定方法・機材について、非常に掘り下げた内容が説明され、差動伝送についての課題、あるいは興味を持っている方にとっては、有意義な講演だったと思います。
②シニアでも、家庭用PCでも、楽しめたAI
講演者:岡崎憲一 技術士(情報工学)
御年64歳になられる講演者が、ご自身の安価なPCを使って、機械学習による手書き数字認識や、物体検出ができることを、実演を交えながら、簡単にAIが使えることを説明していただきました。
機械学習の手順や、特に教師データが非常に多く必要なこと、少ない教師データを増やす工夫など、具体的な作業手順が示され、これなら自分でもできるかも、と思わせられた講演でした。
③ニュートリノ実験用20インチ光電子増倍管の開発
講演者:吉澤祐二氏(浜松ホトニクス株式会社)
ノーベル賞受賞に貢献したカミオカンデの20インチ光電子増倍管の開発秘話、構造、特性等について非常に分かり易く講演していただきました。20インチ光電子増倍管は現在も改良が加えられていることに驚きました。
また、今後のニュートリノ実験についても、ハイパーカミオカンデや、地中海沖の実験、南極の実験、バイカル湖の実験の説明がなされ、興味が尽きない内容の講演となりました。
(2)連絡事項
・次回例会開催予定(2020/5/23 土 講演会)について紹介がありました。
2.技術交流会(17:30-19:30)
・萬珍館 金山店で懇親会を行いました。
14名の参加があり、参加者同士懇親を深めることが出来ました。
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水野部会長の開会あいさつ |
竹内技術士 による講演 |
竹内技術士 講演の聴講風景 |
岡崎技術士 による講演 |
AIによる画像認識を説明する岡崎技術士 |
吉澤氏による講演 |
ニュートリノ実験について説明する吉澤氏 |
例会後は金山の萬珍館にて中華コースを楽しみながら、交流を深めました |
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