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2021年9月14日火曜日

2021年9月例会・講演会

20219月例会・講演会

9月例会を911()にオンライン(Zoom)で実施しました。

日時:2021911() 13301655

講演

(1)  止まらない工場における特高受変電設備の更新

講演者:須永浩介 氏(技術士2次試験新合格者)

半導体製品の生産条件の変動を防ぐために常に設備を稼働させておかなければならない工場における、特高受電設備の保守・更新業務について具体的な課題と解決方法を丁寧に説明していただけた。

電源を止めずに行う日常メンテナンスや法定点検による停電への対応方法や老朽化した設備の更新のためには、将来を見越した長期プロジェクト計画に基づく業務が必要であることが分かりました。

大容量の電源を必要とする工場では無停電電源装置やコジェネ設備のような補助電源システムでは対応できず工夫が必要であるなど知ることができた講演でした。

(2)  独立技術士の技術士資格活用方法の一例

講演者:落合政彦 氏(技術士2次試験新合格者)

長野県で独立技術士として活躍されている落合さんの技術士としてのスタンスと取り組み方についてお話をいただいた。複数の会社・職場での経験から仕事に対する取組み方やスキル向上に対する特徴を踏まえて、技術士としての自分の立ち位置を定めた目標の設定と自ら考えるあるべき姿について発表していただいた。

公共と企業の間に立って技術士としてどう貢献できるかを自らの活動を事例として説明いただいた。落合さんの柔軟な考え方と前向きな取り組み事例は聞く者にとっても大変参考なり興味深い発表でした。

(3)  高等学校におけるウィルス感染シミュレーションの実践と今後の情報教育に関する展望

講演者:井手広康 氏(愛知県立小牧高等学校)

高等学校の教育指導要領の改訂によって情報教育がどのように変わるかを今までの取り組みとの変化点を分かり易く解説いただいた。また、新カリキュラムを実施する現場の課題と懸念項目についても教えていただいた。

今後の情報教育で必須となるシミュレーションについて、生徒に分かり易く教えるために井手さんが授業に取り入れている渋滞シミュレーション、感染シミュレーションの事例を実際に体験させてもらいながら、情報教育における課題発見力の醸成を図る教育について紹介いただいた。

ICTを活用した課題解決を必要とする世代への情報教育の方向性や課題を認識できた有意義な発表でした。

オンライン懇親会(17:10~)

講演者2名を含む15名の参加でオンライン懇親会を実施。

代表幹事から「畏まらず楽しくやりましょう」との声かけで開始した。

講演時に訊きそびれた質問や学校教育に対する技術士視点での要望などについて意見交換を行った。


記:三浦久博(幹事)

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