令和7年度 9月度例会【講演会】
日 時:2025年9月27日(土) 13:30~16:45
実施方法:技術士会 中部本部 会議室 および Teamsによるハイブリッド開催
参加者:27名
(講師4名、技術士会会員23名)
講演者:
佐藤 雄志 氏 (シンフォニアテクノロジー株式会社)
<講演概要>
1)開発本部勤務時に各種技術検討した際のトピック
紹介
・OPアンプのハイゲイン設定時の簡易設計
方策(四端子定数を利用)
・機械系と電気系のアナロジーの利用(共
振回路、分布定数回路)
2)技術部勤務の中からのトピック紹介
・用途による電装品回路設計の違い
講演者:
岩本 裕嗣 氏 (トヨタ自動車株式会社 品質管理部)
<講演概要>
HEVの普及やEVの量産化に伴い年々需要が増加している自動車駆動用モータは、搭載制約や銅、希土類の資源抑制の観点から小型化が進んでおり世代を追うごとに絶縁材の使用量は低減されてきています。一方、小型高回転化、銅損低減、バッテリー搭載容量増加といった理由から駆動システムは高電圧化が進み、高電圧化と絶縁材薄肉化のトレードオフにおいて量産時の絶縁保証手法の重要度は増してきています。今回はモータの量産における絶縁品質担保の課題に取り組んだ内容を説明して頂きました。
講演者:
丸山 聡 氏 (SatLab 技術士事務所)
<講演概要>
1)自己紹介
私が無線に興味をもったきっかけと無線に
抱くロマン
2)携帯電話システムの世代の違い(アナログ~5G)
なんとなくわかった気になるモバイル通信の話
講演者:
長嶋 洋一 氏 (ASL 長嶋技術士事務所)
<講演概要>
7月研究会「パワーエレクトロニクス技術の発展と動向」(竹下隆晴氏)の講演後の質疑で、同氏が「いくら技術が進展してもノイズ対策は永遠の課題」と指摘されたのを受けて、世界的に注目されている「電力品質(Power Quality)」の話題提供と、関連した電源ノイズ対策について話題提供していただきました。
あらゆる領域の電源がインバータ化された事で起きる機器の誤作動やラインストップというトラブル対策(信頼性技術)だけでなく、AIを支えるDC(Data Center)の巨大電力消費を必要とする現代においては、温暖化防止とコスト低減のためにPower Qualityへの考慮が必須となってきました。米国でのPQ展示会の模様やEP社(https://ep2000.com/)での事例とともに、古くて新しい「電源ノイズ」について問題提起していただきました。
講演会終了後に4名の講師の方を含め、19名で交流会を開催しました。場所は、技術士会中部本部から近い「みの路 名駅店」です。講演内容はもちろん、様々な技術に関して、参加者で交流を図りました。
皆様、今後もお気軽にご参加くださりますように、お願いいたします。
記:朝倉 克己(例会幹事)
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